3月のお便り~春到来~ #00023
- 多田 信雄
- 3月11日
- 読了時間: 3分
2月下旬から雨の日が多くなりました。畑も農家もほっとした気持ちになる恵みの雨です。三寒四温の季節で、暖かくなったり、寒くなったりですが、暖かい日も多くなってきたこともあり、すくすく、成長し、数日で畑の様子は様変わりしていきます。特に変化していくのは葉の色です。寒い冬の間は黄緑っぽく、葉先がすこし枯れているような色をしているのですが、春の訪れとともに、土の養分をしっかり吸い上げていくことから、葉の色が日々色濃くなっていきます。遠くから眺めると、畑の色はこの一週間で随分変わってきました。


市場に「新玉ねぎ」が出回ってきました!多田農園に「そろそろ販売が始まりますか?」とお問い合わせをいただくことも多くなってきました。淡路島でも極早生の新たまねぎを栽培している農家はありますが、全体からすると量は少なく、淡路島の新玉ねぎは4月末ごろから5月にかけて収穫・出荷されています。となると、今市場に出ている新玉ねぎは???という問いが出てきますが、答えは「佐賀産」です。

日本の玉ねぎの6割は北海道産で、佐賀と兵庫(淡路島)が1割ずつ、その他が2割となっています。淡路島より少し南の佐賀では3月ごろから新玉ねぎの収穫・出荷が始まり、その後ろを淡路島が追いかけていきます。「新玉ねぎ」という呼称は実は5月くらい位までに収穫・出荷される玉ねぎの呼称です。
北海道産の玉ねぎは、佐賀産、淡路島産の玉ねぎに比べると圧倒的な量であるため、収穫後にしっかりと貯蔵されて、一年中(といっても佐賀産・兵庫産(淡路島産)が市場に出回る5.6.7月は少なめ)出荷されて日本の食卓を支えています。
玉ねぎの国内自給率は約80%です。日本人が消費する玉ねぎのうち、輸入しているのは約20%に過ぎないのですが、なんと、玉ねぎの輸入量は生鮮野菜のトップ!加工品を含む生鮮品全体の4割近くを占めています。

「玉ねぎは毎日食べます!」というお便りもいただきますが、日本人が玉ねぎを食べるようになってからの歴史は浅いにもかかわらず、皆さんの食卓にしっかりと根付いている野菜になっているようです。
ちなみに、玉ねぎの主な輸入先は中国です。輸入品はスーパーや八百屋さんでも販売されていますが、外食産業や加工食品用に使用されているそうです。
<今月の仲間たち>~ナナホシテントウ~

今年の啓蟄は3月5日でした。畑には春の訪れにあわせて様々な虫が姿を現すようになってきました。今月の仲間たちは、当HPでも別ページにご紹介しているてんとう虫。鮮やかな赤色は畑で作業していても、ふっと目にとまる頼もしい相棒です。ナナホシテントウは肉食で玉ねぎの葉を食べることなく、畑にいるほかの虫、特に玉ねぎに害を与える草食の昆虫をを食べてくれます。そんなことからも姿を見かけると「ありがとう!」という気持ちも湧き上がってくる素敵な仲間です。



