4月のお便り~予約受付が始まります~ #00024
- 多田 信雄
- 4月13日
- 読了時間: 3分

本日のボルトの様子です。ボルトと七宝はすっかり玉ねぎらしくなってきました。多田農園の玉ねぎ畑の収穫はボルトから始まります。写真のようにボルトの畑の倒伏が徐々に始まり、いよいよ収穫時期の見定めが始まります。去年は4/22から収穫を始めました。今年も4月下旬ごろかと予定していますが、天気や成長を鑑み、最終的な日時が決まっていきます。

こちらは七宝ですが、七宝の成長も順調です。七宝は5月に入り中旬ごろから収穫が始まる予定です。
本日から、多田農園の予約フォームを開店いたします。
玉ねぎの値段は、現在市場価格が産地の入れかわりもあり安定していませんので、市場価格が定まってから発表させていただきますが、だいたい例年通りで見込んでいます。出荷直前になりますがどうぞご了承ください。価格発表前にご予約いただいた方には、出荷前に価格の連絡をいたします。

6月に収穫予定のターザンはまだまだ結球していません。多田農園でも、淡路島全体でも、ターザンの作付面積が一番多いので、広い玉ねぎ畑のターザンの葉の色が日に日に濃くなっていき、季節が進んでいくのを感じます。もう少し茂ってくると、ひばりたちが玉ねぎ畑の葉の蔭にに巣を構えてくれます。今年の出会いも楽しみです。
<今月の淡路島>
淡路島は春のお祭りのシーズンを迎えています。週末になるとあちこちで、太鼓の音、お囃子の音、だんじり歌の歌声が聞こえてきます。

お祭りの日は「獅子舞」が集落の一軒一軒を訪問してくれ、迎え入れた家では「御花」と呼ばれるお礼を用意します。山車を「だんじり」と呼び、「檀尻」と書くようです。淡路島は伊弉諾・伊弉冉(いざなぎ・いざなみ)神話の発祥の地ということもあり、島内の神社の数もとても多く感じる(島内だけで数百から数千近くあるそうです。)のですが、だんじりの数も、祭礼団の数もとても多く、2月終わりから5月半ばまで島のあちらこちらで祭りが開催されています。
「だんじり」と聞くと、全国的には岸和田のだんじりがよく知られていますが、実は淡路島のだんじりのほうが少し早く始まったと言われています(江戸時代の元禄年間)。写真で見るような、赤い布団を五段も重ねた淡路島のだんじりを初めて目にしたとき、その独特さに驚かされました。祭りの際に神社へ奉納される「だんじり唄」もとても独特で印象的です。だんじり唄は室町時代の淡路島で生まれた人形浄瑠璃にそのルーツを持ちます。淡路島の人形浄瑠璃は祭りが成立した江戸時代には、淡路島から全国を巡業するほど庶民の娯楽として栄えており、だんじり唄はその流れの中で生まれ、育まれたものだそうです。
人形浄瑠璃に由来しているとはいえ、だんじり唄の太鼓や拍子木のリズム、節回しは浄瑠璃とはまた違った味わいがあります。「傾城阿波鳴門 巡礼唄の段」や「仮名手本忠臣蔵 三段目(刃傷松の廊下)」など、浄瑠璃の有名な演目のクライマックスを抜き出し、祭り用に編集したものに独特の節をつけて歌い、そこに太鼓や拍子木が重なる――その世界はとても魅力的です。古典ばかりかと思えば、昭和の歌謡浪曲「岸壁の母」を題材にしただんじり唄まであり、その幅広さには驚かされます。興味のある方は、YouTubeで「だんじり唄」と検索してみてください。練習を重ねた皆さんの唄は、まるでお芝居を聴いているかのようで、本当に聴きごたえがあります。移住者の私たちにはなかなか深く関わることが難しい世界ですが、淡路島の人々は小さな頃からだんじり唄を習い覚え、老若男女が祭りとともに暮らしているようです。



